スマート水道推進協会とは

スマート水道推進協会とは

スマート水道推進協会は水道事業のIoT化(Internet of Things)の推進を目指す一般社団法人です。現在の水道事業は、人口の減少による人手不足や施設の老朽化など、様々な課題を抱えています。国内の水の安定供給を継続させるためにも、早急な水道事業の見直しが必要です。すでに水道事業においても、昨今注目されているモノのインターネット(IoT)の導入が始まっています。この新たな技術が水道事業の課題解決に繋がるものと考え、水道事業のスマート化を図ってまいります。



会長挨拶

スマート水道推進協会会長に就任して
工学博士 坂本弘道

 この度、スマート水道推進協会代表理事に就任いたしました坂本弘道と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 我が国の水道普及率は、総人口に対し98%に達しました。水道は、飲料水や生活用水を供給する社会基盤施設として利用されています。水道は、私達の生活に一日も欠かせません。
 日本列島には、大規模から中小規模に至るまで、数多くの水道があります。これらの水道では、様々な課題を抱えています。その一つに、人口減少に伴う供給量の減少と、管理職員の不足等があります。老朽化施設の更新や耐震化を進めなければなりません。特に小規模な水道の管理は深刻です。このような課題の解決のため、どのように対応してゆくか。
 これからの水道は、IoT等を活用したより効率的なスマート水道の創設です。スマートメータの採用もその一つです。既存の水道の概念にとらわれず、より斬新な施設の建設も必要です。
より基盤強固な水道をどう作り、管理してゆくか、その企画と実践を旗印に、当協会は発足しました。海外の情報、資料収集等も必要です。民間企業の知恵を結集しての取組です。多くの企業の皆様の参加を期待いたします。



活動の指針

一般法人法及び定款に遵守した会の運営に務めるとともに、定款に定める目的を達成するため、

  1. 水道スマートシステム、機器などの研究開発
  2. 水道スマートシステム、機器普及にあたっての試験設置の企画・推進
  3. 水道スマートシステム、機器運用に関するガイドライン作成及び同補助活動
  4. 水道スマートシステム、機器の実用及び運用にあたっての関係官庁などへの承認活動
  5. 水道スマートシステム、機器設置に関する規範づくりに関する補助活用
  6. 上記各号の外、水道スマートシステム、機器全般に関する活動及び同補助活動
  7. 前各号に附帯する一切の活動

以上、上記に関する各種事業を着実に実施します。



事業の取り組み

  1. スマート化の効果の周知、シンポジウムなどの普及活動、そして水道事業体などからの問い合わせなどへの対応。
  2. 機器の性能、実験による実績、結果などから、スマート化実施のためのガイドライン、標準仕様、規格化等を水道事業体、公的機関等へ提案。
  3. スマート化を希望する事業体との共同実験、情報支援。
  4. 下水道、工業用水道など水道事業以外の関係者へのスマート化に関する情報提供。
  5. 水道事業体からの要望に沿って、スマート化のコスト削減や実用化に向けた施設・設備の開発。
  6. 水道技術研究センターや日本水道協会との協力・連携。

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