わたくし、スマートメーター カワスマ太郎と申します。
これから、みんなの疑問について答えていきます。

自宅の水道メーターを個人でスマート水道メーターに交換できますか?

今あるご家庭の水道メーターは各事業体の水道局の所有物なので、個人がそのメーターを交換することはできません。
お住まいの水道局にスマート水道メーターに関する計画を聞いてください
東京の多摩ニュータウンなどでは、デベロッパーが水道メーターの下流側(自宅の蛇口側)にスマート水道メーターを設置し、電気やガス水道と言ったインフラと併せて、そのスイッチをリモートでコントロール出来たり、使用量を瞬時に見ることが出来るサービスを行っていると聞いてます。
この場合の設置費用やメンテナンス費用は水道料金とは別に利用者負担となります。

おしえて~
水道メーターをスマート化すると毎日の水道使用量が見られるようになりますか?

各自のPCやスマホで毎日の自宅の水道使用量を見ることが出来るようにできます。設定方法によりますが、時間ごとの水道使用量を見ることも可能です。また、お住まいの平均的ご家庭の水道使用量とあなたの使用量を比較したデーターの提供も可能です。しかし、ご家庭の洗濯でどの位水を使っているかと言った蛇口ごとの使用量までは分かりません。(*1)

(*1)水道メーターに関する詳細は、スマート水道推進協会「スマート水道メーター関連技術資料」2ページ(2020年2月発行)に記載しています

そうなんだ。毎日の水道使用量がわかるんだ。
他にはスマート水道メーターになるとどんなサービスが受けられるようになりますか?

現在は2ヶ月に一回水道メーターを検針員さんが読んで、料金を調停していますが、スマート水道メーターは自動検針となりますので、お住まいの水道局の判断になりますが、今後は1ケ月ごとの水道料金徴収も可能です。1日1回(*2)程度のデータを収集できると、漏水(水漏れ)が早期に発見できたり、節水につながると思います。また、一人暮らしの高齢者などの見守りサービスも可能となります。例えばご高齢者が丸一日水道のしようがないという異常を、離れて暮らしているご家族にお知らせすることができ安心です。(*3)

そうか。誰も家にいない時、水道を使っていたら変だよね、漏水か、水道の蛇口の閉め忘れと言うこともある。

(*2)水量データの利用目的と測定頻度に関する詳細は、スマート水道推進協会「スマート水道メーター関連技術資料」22ページに記載しています
(*3)その他のスマート水道メーターの導入と活用に関する詳細は、スマート水道推進協会
「スマート水道メーター関連技術資料」24ページに記載しています

スマート水道メーターの通信技術のLPWAって何ですか?

通信ネットワークのLPWA(Low Power Wide Area)(*5)(*6)とは、なるべく消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信方法で、IoT(Internet of Things)の構成要素の1つです。
IoTの目的は、遠に離れているモノや現場で起こっているコトをデジタル化し見える化することです。スマート水道メーターではこのLPWAを利用し、内蔵電池で5~10年の長期間の稼働を実現し、長距離通信を可能にします。

とても便利な通信なんだね。

(*5)通信方式に関する詳細は、スマート水道推進協会「スマート水道メーター関連技術資料」9ページに記載しています
(*6)通信方式、無線通信に関する詳細は、スマート水道推進協会「スマート水道メーター関連技術資料」10ページに記載しています

電気やガスではスマートメーターの導入が進んでいるようですが、水道で導入が進んでいないのはなぜですか? 詳しく教えて!

電力については、ITを活用した電力網の最適制御による効率的なエネルギー利用を図る「スマートグリッド」が求められ、この中でスマートメーターの必要性も議論されてきました。その後東日本大震災のあと、電力需給がさらに逼迫し、スマートメーターの必要性が高まりました。
ガスの場合は、1980年代から「流量監視・遮断、感震遮断」等の安全機能を有するマイコンメーターが導入され、その後通信機能を付加するなどして遠隔監視制御や自動検針が行われてきています。
これに対して、水道ではこれまで国によるスマートメーターの法的位置づけや導入促進等は行われていませんでした。しかし、2018年12月に改正(2019年10月1日施行)された水道法では、附帯決議8として「水道の需給バランスの平準化を進める観点等から、水道スマートメーターを含む周辺機器の研究及び開発を促進するため、必要な措置を講ずること。」とされています。また、厚生労働省では「水道事業におけるIoT活用推進モデル事業」を推進しており、広域的な水道施設整備と併せて、スマートメーター等の先端技術を活用して科学技術イノベーションを指向するモデル事業を支援しています。また、東京都知事は2018年に東京で開催されたIWA世界水会議において、2025年までに10万個のスマートメーターを設置し、2030年代にすべての家庭にスマートメーターを設置すると発表しました。このほか、大規模事業体を中心にスマートメーターの実証試験等が行われています。今後、水道でもスマートメーターの導入が進むものと思われます。

我が家は駐車場内に水道メーターがあり、検針のたびに車を移動しています。

はい、スマート水道メーターは自動検針となりますので、現在のような2ヶ月に1度御自宅を訪問しての手検針がなくなりますので、車の移動は必要ありません。
ただ、水道メーターは8年で交換していますので、スマート水道メーターになっても、交換の作業で、車の移動をお願いすることがあります。

カワスマくん、いろいろ教えてくれてありがとう。

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